『ウチの会社は社員に●●な働き方を求めている』という社長の想いと、社員が自ら考える労働者としての権利、例えば、休暇とか、残業とか、これらが1人ひとりズレているため労働トラブルが起きるのですが、これは、就業規則を、社長のあなたが社員に求める『仕事に対する価値観』を土台にして作ることで防げます。
仕事に取り組むときの心構えや社会人としてのマナーといった、大人一人ひとりが持っている考え方が、ここでいう『仕事に対する価値観』です。
逆に言えば、社員一人ひとりの仕事に対する価値観がバラバラでいる限り、本音と建て前がぶつかり合ったり、頑張る人と隠れてサボろうとする人が混在したりして、職場内の人間関係がややこしくなり、労働トラブルに発展するのです。当然のこととして、職場全体のモチベーションは下がり、業績も悪化します。
厚生労働省という役所は、不利な立場におかれやすい労働者を保護するための様々な政策を実行する役所です。つまり労働者の味方です。ということは、ここで用意された就業規則のひな形は、労働者100%保護の超ホワイトな内容になるのは当然です。あなたの会社が超ホワイト企業を目指すなら別ですが、厳しい経済情勢のなかでギリギリの経営を続けているあなたの会社でこんなのを使ったら、社員から権利主張されまくり訴えられまくりで賠償金倒産してしまいます。