Greeting ご挨拶
2012年1月に、資金ゼロ、人脈ゼロ、見習い経験ゼロ、の3ゼロ状態で事務所を構えてから5年以上が過ぎました。その間、数えきれないご支援をいただきながら、なんとか仕事を続けることができ、こうして当事務所のホームページをご覧のあなたにご挨拶できますことを、心から感謝申し上げます。

事務所を構えた当初から一貫して、どうすれば労働トラブルが起きない職場にできるのか、という視点で、会社の外から新しくトラブルが入ってこないようにするための採用方法の見直しや、社内の風土をより良くするための就業規則や福利厚生制度の見直しや、不幸にしてトラブルが発生してしまったときに他の部署への被害拡大を防ぐための方法など、経営者の方々と悩みを共にしてその解決に取り組んできました。

そもそも私が40歳を過ぎてから、労働トラブルを未然に防止するコンサルタントとして個人事務所を構えたのは、サラリーマン時代の経験が大きくかかわっています。

私は大学を卒業後、新卒として就職して以来、3年から4年ごとに転職を何度も繰り返してきたのですが、正社員だったりアルバイトだったり、ヒラ社員だったり管理職だったり、社内でのいろんな立場を経験するなかで、さらに様々な業種の会社での仕事を経験するなかで、労働トラブルの『種』というのはどこにでもあることを、しかもその『種』が芽を出すかどうかのパターンもだいたい似ていることを、そして自分はその『種』の在り処を見つけることがいつしか上手になっていることに気づきました。

しかし、ひとつの企業の中でひとりの社員の立場では、自分が所属する部署ではその『種』に気付いて取り除くことができたとしても、他の部署での『種』に自分から気付いたり、他の部署の同僚から労働トラブルに巻き込まれた相談を受けたりしても、当時の私には、問題解決のために会社全体にアプローチする能力も権限もありませんでした。わかっているのに何も動けないもどかしさから、私自身がイライラしてトラブルの原因になってしまったこともあります。

そこで、ひとつの企業の中だけで労働トラブルに関わるのではなく、私のこれまでの経験をもとにして、経営者のあなたがかかえる労働トラブルの悩みを、たとえ歩みが遅くとも1社ずつ1件ずつ世間から消していきたい、という思いからフリーランスの立場を選んだのです。

もちろん、会社が利益を出し続けるためには、社員がある程度『自己犠牲の精神』で仕事に取り組む必要があることを否定するつもりはありません。しかし、これを錦の御旗のようにして、ヒラ社員というものは、パワハラ受けまくり、残業代なんてもらえない、有給休暇の制度すら知らされず、というのはサラリーマン世界の常識であるとか、あるいは逆に上司たるもの、パワハラ上等、部下からの残業代の訴え無視、有給休暇の制度をひた隠し、ということが、経営者のあなたが何も知らないまま、現場でまかり通っているとしたら、それは不幸以外のなにものでもありません。

ヒラ社員として、社内の立場の上でも、様々な社内ルールの上でも、さらに人間関係の上でも、かつて私が正社員の新人時代に、あるいはフリーター時代に経験してきた『最下層で虐げられる者のマイナス感情』の本音部分に鋭く切り込んで初めて、労働トラブルの『種』を見つけることができます。

上司として、自分でも理不尽と思う社内規則や経営層からの無理難題を部下に命令しなければいけない『中間管理職の板挟みマイナス感情』についても、一部上場企業の管理職を経験してきたことから、同じことが言えます。



ぜひあなたの会社でこの労働トラブルの『種』が発芽して成長する前に、私が取り除くお手伝いをすることによって、経営者のあなたは労働トラブルの『種』が発芽する恐怖に怯えることなく、あなたが一番得意とする業績アップのためのお仕事に専念していただきたいと思います。

Commitment 事務所のこだわり

「経営者のビジョンはバラバラです。会社によって違います。ですから起こった問題に対しての解決方法は、その経営者の受け止め方によって変わります。経営者の方々に解決策を決めていただくための調査や、事例を元にした提案は惜しみません。解決策が法律的に問題はないのかなど、事例を紹介したうえでより良い解決策を決定していきます。

同じ事例(トラブル・悩み)であっても、社長によって、大問題と捉えるか、ささいなことと捉えるか、温度差があります。経営者1人ひとりにより経営に対する考え方に違いがありますので、その個人差にあわせて、経営者と併走するスタイルで、「人事参謀」として経営改善に取り組んでまいります。


例)新しい人事制度を作る場合、サンプルひな形は当事務所がご用意しますが、カスタマイズは社長自ら行っていただき、そのカスタマイズに対してチェック&アドバイスをするのが当事務所の役割です。 このような方針のもと、社長ご自身の解決方法に対して、リーガルチェック「白」「グレー」「黒」を示した上で「白」でいくか「グレー」でいくかの選択、さらに私から他社事例をご紹介して「横並び」か「独自路線」かの選択のヒントを提示いたします。




「正直こそ善である」という経営理念を持った企業が、金銭的にも社会的評価の上でも絶対に不利な立場に置かれないようにするため、国・行政が用意している助成金など公的サービスを、会社向けと社員個人向けに、広く公平に利用できるように情報提供を行い、情報格差による手続き申請漏れや、経済的立場が弱いことによる泣き寝入りを減らします。

一方で、金銭的に会社の利益になることでも、社会正義に反するアドバイスは行いません。代理も引き受けません。「黒」は「黒」とはっきり告げます。
Career 経歴
山王裕之

旧大宮市立七里中学校卒業、私立城北高校卒業後2浪の末に東洋大学法学部に入り、卒業後は父の縁故で新卒入社した50人規模のソフトウェア開発会社で日常業務としての経理?決算と季節業務としての新卒採用を担当したのち4年でドロップアウト。
以後はフリーターとして、自宅最寄りのファストフード店で製造担当を2年半、やがてデスクワークに戻ろうと考えて、交通量調査会社(業界最大手)で事業部の総務・庶務作業とアルバイト100人規模の給与計算を4年。

その後、約半年かけて転職活動を行い偶然にも東証一部上場のコールセンター最大手の会社に事業本部の業績管理課長として中途採用。しかし激務すぎてメンタル不全となり約3年で再びドロップアウト。

このあたりでサラリーマンは向いていないと勝手に現実逃避して資格取得を目指すものの、退職後すぐに始めた行政書士の受験は3年かけて挫折、社会保険労務士に切り替えてさらに3回の受験で合格。現在に至る。

行政書士および社労士の受験時代は、小学生向けの中学受験塾にて生活費を稼ぐ。
2010年(平成22年)11月 社会保険労務士試験合格
2011年(平成23年)9月 さいたま市浦和区にて開業登録
2012年(平成24年)1月 現住所にて事務所を構える
〒330-0063 さいたま市浦和区高砂3-12-24 小峰ビル5階
山王社会保険労務士事務所 山王裕之


電 話:0120-05-4864 FAX:048-814-1303 (携帯)090-5200-7128
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